赤ちゃんの結核予防に効果的です。
BCGは結核を予防するワクチンです。生後間もない赤ちゃんが、結核にかかると簡単に粟粒結核や結核性髄膜炎になり、生死に関わりますが、BCG接種はそのような乳幼児の重篤な結核の発病予防にとくに効果が高いと言われています。
標準的な接種年齢は生後5ヵ月に達した時から生後8ヵ月に達するまでの期間とされています。
なお、名古屋市では、保健所の3~4ヵ月健診時に集団で接種が行なわれていましたが、2019年10月からは他のワクチンと同様に医療機関での個別接種になります。
副作用は、腋窩リンパ節が腫れることがありますが、多くは問題なく自然治癒します。接種後10日頃から針跡のところが発赤や隆起し、化膿することもあり、その変化は1ヶ月後にピークとなります。
※コッホ現象:B.C.G接種後、1週間以内にB.C.G接種部位が強い局所反応を起こした場合は、結核の自然感染の疑いがあります。そのような場合は接種した医療機関に相談して下さい