生後6週から接種が可能です。
ロタウイルスワクチンとは、感染症を予防するもので、飲むワクチンです。
ロタウイルスに感染すると、重症化した場合に胃腸炎や下痢・嘔吐などの症状を引き起こし、入院しなければならない事があります。また、ロタウイルス脳炎(脳症)という病気になってしまい、神経系の後遺症が残る場合があります。ロタウイルスワクチンはこのような点滴や入院が必要になるほどの重症なロタウイルス感染症を約90%減らす効果があります。
現在、ロタウイルスワクチンには、ロタリックスとロタテックの2つのワクチンがあり、接種回数が異なります。
ロタリックスは27日以上の間隔をあけて2回接種します。遅くとも生後24週(168日)までに接種を完了します。
ロタテックは27日以上の間隔をあけて3回接種します。3回目は遅くとも生後32週(224日)までに接種を完了します。
いずれのワクチンもほかのワクチンとの同時接種を考えて、生後2ヵ月から始めるのが最適です。ロタウイルスワクチンは生ワクチンですので、接種したあとは27日以上間隔をあけないと他の予防接種ができなくなります。ヒブ、肺炎球菌、四種混合、BCGの接種も大切ですので、同時接種を組み入れて綿密なスケジュールを立てる必要があります。